中学受験はしたほうが良いの?~受験のデメリット①~

こんにちは。

駒川中野学習会の石井です。

 

今回は前回に引き続き、中学受験をするべきか、しなくても良いか?論争です。

 

前回は中学受験のメリットのひとつをお話ししましたが、今回は中学受験のデメリット。負の側面を話してみたいと思います。

 

石井が中学受験に携わってきた経験から、一番のデメリットになりうるのはずばり「親子関係に亀裂が入る」です。

 

やはり中学受験は、親のサポートがあるとはいえ、主役として受験するのは「小学生」です。まだまだ体も心も幼いからこそ、受験というプレッシャーは、かなり厳しいものでしょう。

 

周りは受験に無縁で無邪気に遊ぶ友達ばかりの中で、毎回模試の結果を数字で突き付けられたするのは、子供本人が思っている以上に負担のようです。目の前で授業をしていて、髪をかき上げるたびに大量の抜け毛が落ちる生徒なども見かけることがあり、乗り越えるべき壁とはいえ、やはり高校・大学受験とは違うと感じます。

 

また、「親のサポートがあるとはいえ」というよりは、「親のサポートがあるからこそ」、親が過剰に受験に深入りしてしまい、子供を激しく叱責してしまうケースを良く見かけます。

 

子供が本当に心から受験をしたいと思っているのであればいいのですが、「親が無理に誘導をしていたり」「子供が親に気遣っていたり」というケースも多くあり、その場合、当然ながら子供はさほどやる気がないので、受験する生徒も、指導する講師も困ってしまう。と、いうケースが多いですね。

 

中学受験をするのであれば、

・生徒が一応は中学受験することを納得してもらう(無理やり受験させない)

・受験代・塾の費用などについて気にしない(取り返そうとしない)

・不合格でも受け入れる心の準備を保護者側でしっかりと整える

・子供に強制しない、負荷をかけすぎない

と、いうようなルールを事前に作るといいかもしれませんね。

 

近年は合格などにこだわりすぎない「ゆる受験」という言葉がありますが、個人的にはこれは賛成です。

 

もちろん、ある程度合格するために頑張りますが、無理はしすぎないので本人に負荷がかからないので健全です。また、合格したら嬉しいですし、合格しなくても受験を通じて生徒が成長するという良い面があります。

 

将来を考えて中学受験をさせたい保護者の方の気持ちは良くわかりますが、きちんと子供と話し合い、強制させないことが大事かもしれませんね。