中学受験はしたほうが良いの?~受験のメリット①~

 

こんにちは。

駒川中野学習会の石井です。

 

今回は受験界隈から永遠に議論されているテーマ。「中学受験の賛否について」です。

 

先に結論から言っておくと、石井は公立小中から私立高校入学後、国立大学という経歴ですので、中学受験そのものは否定的な立場でした。

 

しかしながら、

・系列校による大学進学の安定性

・中高一貫における先取りの優位性

・私立ではなく、公立の中高一貫校の増加

・昨今の学力の2極化

を、考えると、「中学受験も悪くはない」「むしろオススメ」と感じることが増えてきました。

 

もちろん生徒によっての「合う・合わない」もありますし、中学受験にもデメリットはありますので、手放しで賛成というわけではありません。

 

と、いうわけで今回は中学受験のメリットその1をお話ししてみたいと思います。

 

中学受験のメリットはなんといっても「系列校による大学進学」が大きいですね。

 

学校の方針によっては外部受験を推奨する場合もありますが、多くは系列校のメリットである、そのまま上の高校・大学まで進学がほぼ確定する。と、いうのはかなりの強みでしょう。

 

昨今は、指定校推薦・総合選抜入試などの割合が増えており、学力試験のみで勝負をする「一般入試」の割合はかなり減っており、こちらでの合格は学校にもよりますが、昔よりは難易度を増していると感じます。一般入試の割合はおおよそ40%と言われていますね。あと10年もしたらさらに減りそうな予感です…。

 

また、一般入試の多様化により、志望校を受験する場合も複数回・複数形式での入試を受けることが要求され、一般入試を受験する場合は、少なくとも10万円。可能であれば30万円前後の受験費用の準備が必要と言われています。そう考えると、中学受験の1回のみでほぼ大学進学まで確定する中学受験は、コストパフォーマンスとしては悪くないかもしれません。特に高校の授業料の補助が出るようになったのは大きいですね。

 

また、高校受験・大学受験に大きな時間を割かなくて済むのは、生徒の個性を伸ばしたり、やりたいことに没頭できる時間を確保できるので、こちらは非常に大きなメリットとなるでしょう。

 

受験で心配することが無いので保護者の方のメンタルにも安心かもしれませんね。(笑)

 

と、いうことで今回の中学受験のメリットは、

・大学入試まで長い時間を確保できる

・大学入試の費用を削減できる

と、いうことでした。

 

ただ、中学受験にももちろんデメリットはあるので、次回はそちらをお話ししますね。